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ワインを寝かせて保管するには理由があります

こんにちは

引き続き、ワインに関する小話です

ほとんどのワインセラーはワインを横向きで保管していますね。
なぜでしょう??

A:省スペースにする為
A:コルク栓の乾燥を防ぐ為

省スペースというのは結果的にそうなる、という方が適切かもしれません。

コルクの栓が乾燥してしまうと、そこから空気が入り、中のワインが酸化、劣化してしまいます
コルクは柔軟性、弾力性に富んでいます。
その為、気体・液体を通しにくいのです。

コルクのこの性質は、ワインの酸化を防ぐ栓として最も適しています。
17世紀末頃から、ワインの栓にはコルクが使われているそうです。
すごい歴史ですね

しかし、そんなコルクも外気の乾燥による影響は少なからずあります
乾燥した状態にさらされると、コルクの外側から痩せて固くなり、乾燥してしまうのです
ワインを横向きで保管することはコルクの乾燥を防ぎ、これによりワインの酸化・劣化も防げる最も適した保管方法なのです

そして、横向きでの保管は縦置きでの保管に比べて、ずっと省スペース。
限られたスペース内で全てのお気に入りワインを、最適な状態で保管できるのは嬉しいですよね

注目
最近では・・・スクリューキャップのワインが出回っているのをご存知ですか?

~スクリューキャップのメリット~
開栓がとっても簡単!
 カチッとひねって回すだけで簡単開栓。
ボトルを立てたまま保管できる
 乾燥することがないので立てたままでも大丈夫!
飲み残しを保管できる
 密閉力が高いので蓋を閉めれば何日か保管が可能です

便利ですね~
でも、「安物ワイン」という、残念なイメージもあります

そう、確かに20世紀まではコルク栓のワインが主流でした。
しかし、21世紀に入り、どんどん環境への配慮がされる中、スクリューキャップも注目を集めるようになったのです。

コルク栓は環境に良くない!?
・ワインの染み込んだコルク栓は再利用が難しい
・焼却処分の際、二酸化炭素を排出してしまう

このような理由から環境を損なわないキャップとしてスクリューキャップの評価がぐんとアップ
今では改良が進み、高級ワインにも使われるほどにまでなりました

ワインをカジュアルに飲んでみたいけれど、ワインセラーもオープナーもない
そんな方でも大丈夫

どんどん気軽にワインを楽しめるようになっていますよ