ワインと日本酒、どちらも醸造酒。では、どんな違いがあるの?
こんにちは
最近の日本酒は、発砲するものがでてきたり、お洒落感が増してきましたよね
さて。
ワインと日本酒、どちらも醸造酒です。
醸造酒とは、酵母を原料としています。
そして、アルコール発酵して作られ、蒸留せず、アルコール発酵させたままの状態で飲まれるお酒です。
蒸留させ、アルコール度数を高めたものはウイスキーや焼酎です。
同じ醸造酒なのに、ワインと日本酒は全く違うイメージがありますよね
イメージだけでなく、それぞれの製造過程に大きな違いがあるのです。
どんな違いがあるのでしょう?
●ひとつ目の大きな違いは発酵を行う原料の違いです。
・日本酒→麹
・ワイン→ブドウに含まれる糖
●二つ目の大きな違いは発酵のさせ方
・日本酒→並行複発酵→日本酒の原料、お米の澱粉が麹の酵素によりブドウ糖に変化。
ブドウ糖が酵母の働きによりアルコール発酵。
この二つを並行して行う発酵の仕方。
・ワイン→単発酵 →ワインの原料ブドウは既に等分を含んでいるので酵母を加えるだけでアルコール発酵。
ちなみに、糖化とアルコール発酵を別々に行う方法を単行複発酵。ビールがそうです。
日本酒の製造技術は素晴らしい
みなさん、何となくお思いかもしれませんが、日本酒の製造技術はとっても高度
日本酒の原料であるお米には糖分がない為、その製造工程は世界の他のお酒と比べても大変複雑で、高度な技術を必要とします
同じ容器の中で糖化と発酵を同時に行う並行複発酵。
1.並行複発酵に加えて三段仕込みをすることで低温を保ちます。
2・また、糖度やアルコール度数の急な上昇も抑える事ができます。
3.結果、酵母が最後までバランスよく働いてくれるのです。
三段仕込み・・酒母へ麹と蒸米を3回に分けて加える事。雑菌の繁殖も抑えます。
このようにして完全な発酵が行われる事で、日本酒は醸造酒の中で世界一高いアルコール度数を誇ります
また、じっくり発酵することで旨味成分、香りもより高まり、日本酒の繊細で趣のある味わいが生まれます。
日本人の丁寧な仕事ぶりによって完成した日本酒。
最近ではお洒落なアレンジも加わり、日本酒の世界が広がり始めました
日本ワインも日本人ならではの繊細な味わい。
つくづく、日本は食に恵まれた国だなあ、と思わずにはいられません
せっかく恵まれた国に住んでいるんですもの。
美味しいお酒とお料理を存分に楽しみたいですね